【日経平均】日銀政策現状維持。33円安で14000円台維持

2014年05月21日 20:22

 不動産は日銀会合へのかすかな期待があっさり裏切られ後場一段安で業種別最下位。三井不動産<8801>は投資を拡大するため今期末の有利子負債を2000億円に増やすが80円安。三菱地所<8802>は63円安。住友不動産は87円安。ケネディクス<4321>は6円高で売買高3位、売買代金10位だった。

 三菱商事<8058>はフィリピンを手始めにアジア各国で病院の建設から運営までトータルに関わると日経新聞で報じられ13円高。「ゾゾタウン」のスタートトゥディ<3092>は127円高で値上がり率10位。博報堂DYHD<2433>は9円高で年初来高値を更新した。誇大広告問題をきっかけに株価低迷が続いた大幸薬品<4574>は前日、43万株上限の自社株買いを発表して70円高で値上がり率13位。JR東海<9022>は95円高、オリエンタルランド<4661>は80円高でともに年初来高値を更新した。値上がり率1位はタツタ電線<5809>で51円高。値下がり率1位は前日に5月期決算見通しの下方修正を発表した日本エンタープライズ<4829>で、21円安で年初来安値を更新していた。

 MVNOの日本通信<9424>は16円高で年初来高値更新。総務省がモバイルのSIMロック解除を促す方針を検討という報道が刺激になった。端末購入後一定期間が経過したらモバイルキャリアにSIMロックの解除を義務付ける案など、利用者が乗り換えやすくなる方策を検討中という。最大手キャリアのNTTドコモ<9437>は新料金プランの申込数が50万件を超えて1円高。格安スマホ同様30~50代の中高年に人気がある。KDDIは売買代金9位に入り65円高、ソフトバンク<9984>はアメリカのモメンタム銘柄が下落しても28円高で終えていた。

 ヤフー<4689>は売買代金8位でも3円安と反落。ミクシィ<2121>は三菱UFJ証券が目標株価を引き上げ一時ストップ高の1170円、14.22%の大幅高で10日続伸。「モンスターストライク」は今年一番のモンスターゲームになるとみられている。マザーズのUNITED<2497>は一時ストップ高の240円高。画面着せ替えアプリ「ココッパ」が世界中の女子にウケて2500万ダウンロードを突破した。グリー<3632>は3円高、DeNA<2432>は26円高だった。

 この日の主役は決算発表シーズンの最後を飾る保険3グループ。東京海上HD<8766>の今期は経常利益22%増、純利益24%増で3期連続最高益更新、増配の見通しで12円高。NKSJHD<8630>の今期経常利益は35%増で11期ぶりの最高益更新見通しで、500万株上限の自社株買いも発表し12円高。MS&ADHD<8725>の今期は経常利益21%減、7%増の見通しで、経常利益が市場予測を下回り、増配と550万株上限の自社株買いを発表しても106円安で値下がり率15位に甘んじた。心配された大雪の影響はそれほどでなく、ともに3月期は過去最高益を更新したが、今期見通しで明暗が分かれた。

 3グループとも今秋、自動車保険料を値上げする予定。消費増税分の転嫁が目的だが、保険料は12年ぶりの高水準になる。海外で始まっている衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)搭載車の割引は搭載車の売れ行きを刺激するので国土交通省は好意的だが、金融庁は昨年7月、導入しようとした保険会社に中止を勧告しブレーキをかけている。6月に発表される新成長戦略にその規制緩和は盛り込まれるだろうか?(編集担当:寺尾淳)