11月22日は「いい夫婦の日」。1988年に、財団法人余暇開発センター(現・日本生産性本部)が、夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案し、記念日として提唱したのがきっかけだ。98年には「いい夫婦の日」をすすめる会事務局が設立され、夫婦の意識調査やイベントなどを行っている。
今年も例年通り、全国に住む18歳~69歳の既婚者1000人に対し、「生まれ変わったら今のパートナーを選びたいですか?」と尋ねた。結果は、全体で「今の相手を選ぶ」、「どちらともいえない」が同率でそれぞれ39%、「別の人を選ぶ」が23%となった。
性別でみると、「今の相手を選ぶ」では男性43%に対し女性が34%で、男性の方が9ポイント高い。一方、「別の人を選ぶ」では男性18%に対し女性が27%で、女性の方が9ポイント上回った。夫は妻に満足しており、生まれ変わっても一緒になりたいと考えているが、当の妻はそこまでの満足感がなく、生まれ変わったら別の男性と歩んでみたいと考えている……そんな夫婦も少なくないようだ。
年代別でみると、30代では男女ともに「今の相手を選ぶ」が約半数を占めており、年代内でのギャップはない。それが40代になると、男性では「今の相手を選ぶ」が38%なのに対し、女性では20%と、一気に2倍の差が開く。60代になると、男性の「今の相手を選ぶ」(42%)と、女性(16%)で、実に2.6倍の差が開いてしまう。女性は年代を経るごとに、夫への不満が高まるのかもしれない。「別の人を選ぶ」を選んだのは、「女性60代」(33%)、「女性50代」(36%)が、それぞれ最も高かった。
ちなみに、2013年度と比べると、今年は「生まれ変わっても今の相手を選ぶ」男女が増えている。前回の順位は「どちらともいえない」がトップだったが、今年は「今の相手を選ぶ」と「どちらともいえない」が同率でトップだ。今年は選択肢が、単に「今の相手を選ぶ」だったが、昨年は「“もちろん”今の相手を選ぶ」となっていたため、 “もちろん”というやや強い表現を避けた回答者が「どちらともいえない」に流れていた可能性もある。(編集担当:北条かや)