記者会見での発言など党首討論で質す 岡田代表

2015年05月16日 11:34

 民主党の岡田克也代表は20日の党首討論で、安保法制2法案の閣議決定後の記者会見での安倍晋三総理の発言や衆議院本会議での答弁について質す考えだ。

 岡田代表は安倍総理が14日の記者会見で、私たちのため、その任務に当たる米軍が攻撃を受けても、私たち日本自身への攻撃がなければ何もできないと述べたことに「まったく理解できない。何のために周辺事態法があるのかということになる。米軍が攻撃を受けても日本自身への攻撃がなければ何もできないというと、周辺事態法は機能しないということを総理自身が言われたことになる」と語った。

 また、安倍総理が米国の戦争に巻き込まれるようなことは絶対ありえないと発言したことについても「私には理解できない」と語った。

 また米国上下両院合同会議での演説で安保法制の改革を夏までに成就させる、法案を夏までに成立させる、としたことについても「国会での答弁では『図る』という表現を注意深く使っているのに、米国議会では成し遂げるという表現になっている。これは本質的に違う言葉遣いだ」と指摘。こうした点も含め、質していく考えを示している。(編集担当:森高龍二)