メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツの最高級スポーティクーペ「Sクラス クーペ」のラインアップに「S 550 Coupé」を追加したと発表。7月14日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売を開始する。「S550 Coupé」は、日本の顧客からの要望を受け、Sクラス・クーペとして初めて導入する右ハンドルモデルだ。
Sクラス・クーペは、Sクラス・セダン「最高の自動車」をコンセプトに開発され、時代の最先端を行く「インテリジェントドライブ(知能を備えた革新的テクノロジー)」と「モダンラグジュアリー」の融合を目指して開発した。同クーペは安全性と快適性、効率性などクルマに求められるあらゆる要素を高次元で追求した最高級スポーティクーペだ。
同クーペのボディサイズは全長×全幅×全高5015×1900×1420mm、ホイールベース2945mm。車重2110kgという堂々たる体躯の持ち主。そのボディを4.7リッターV型8気筒DOHC直噴ターボエンジンが牽引する。その出力&トルクは、455ps(355kW)/5250-5500rpm、71.3kg.m(700Nm)/1800-3500rpmという強大なアウトプットとなる。装着タイヤはフロントに245/45R19、リアに275/40R19が与えられた。
トランスミッションにはSクラス クーペとして初めて、9速オートマティック(9AT)の「9G-TRONIC」を搭載した。1速から9速までの変速比幅が大きいことからエンジン回転数が全体的に抑制され、低回転域のトルクを生かした優れたエネルギー効率と快適な走りを実現している。
同クーペは、セダン同様に前方の路面状況を車載カメラが捉えて、そのアンジュレーションなどに応じて瞬時にサスペンションのダンピングを制御し極上の乗り心地を実現する「マジックボディコントロール」を標準装備。加えてコーナリング時に車体を内側に傾ける「ダイナミックカーブ機能」も搭載し、乗員に働く横加速度を軽減、より安定したコーナリングを実現することができる。
発売に際して「湘南Tティー-SITEサイト」(神奈川県藤沢市)の「CARカー LIFEライフ LABラボ」を拠点に開催中の一般向け試乗会「Summer Drive 夏休みは車で出かけよう」(参加費無料)に7月18日(土)から「S 550 Coupé」の一般向け試乗車を用意する試乗会を開催する。ここでは、四輪駆動モデル「S 550 4MATICフォーマティック Coupé」もあわせて試乗できる。
また、ブランド情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション(東京・六本木)」でも14日より車両展示している。
「S 550 Coupé」には、他のメルセデスモデルと同様に新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンスサービスと24時間ツーリングサポートを無償提供する総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。
さらに、メルセデス・ケア終了後の有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージした「メンテナンスプラス」を設定している。
同車のJC08モード燃費は9.6km/リッターを達成してエコカー減税の対象車となり、自動車税50%軽減、取得税40%軽減、重量税25%軽減となる。車両価格は1740.0万円。(編集担当:吉田恒)