原発、徴兵制 AUT訪問機に学ぶと石破大臣

2015年08月30日 08:19

 オーストリア(AUT)訪問の石破茂地方創生担当大臣は、訪問前にアップしたブログで「オーストリアでは基本法(憲法に相当するもの)に定められた国民投票により原発の設置が禁止され、将来建設する際には国民投票による旨が法律によって規定されており、また永世中立と徴兵制も基本法に明記されている」と紹介。

 石破大臣は「私は原発全面禁止派でも徴兵制論者でもありませんが、ドイツやオーストリアの政策につき、国会でも党でもあまり真剣に議論された記憶がなく、この機会に深く学びたいと思っている」と訪問を機に、原発政策や徴兵制についても知識を得たい意向を示した。

 また、集団的自衛権の行使は認められないとする民主党に対して「集団的自衛権が『大国と組んで自衛に名を借りた侵略戦争に加担・参加する道を開くものだ』と本当に信じているのなら、『民主党が今度政権を担当した暁には、国連において、集団的自衛権を規定した国連憲章第51条の削除を提案する』と委員会で主張し、来年の参議院選挙の公約に堂々と掲げるべきではないでしょうか」と発信した。(編集担当:森高龍二)