国益に合致か厳しい検証必要 細野政調会長

2015年10月07日 09:58

 民主党の細野豪志政調会長はTPP交渉が大筋合意したことを受け「本当に国益に合致しているのかは相当厳しい検証が必要だ」と語った。また「各部門にわたり広範であり、相当時間をかけて議論していかなければならない」とし、8日に政府からのヒアリングを行う考えを示した。また、臨時国会を1日も早く開いて議論する場を設けるべきとした。

 細野政調会長は臨時国会では「アベノミクスの第2弾についても、予算委員会で検証していく必要がある」とした。

 細野政調会長は「2020年には名目600兆円になると安倍晋三総理は発言されているようだが、これは名目3%成長を続けたケース。金利も当然4%を超えるような状況になるので、そのときにどういう財政状況になるかについて、2024年度以降は数字が出ていない。それも含めて、この危うい経済政策を続けていくのかどうかを国会で議論しなければいけない」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)