臨時国会巡り20日に与野党幹事長書記局長会談

2015年10月20日 08:12

 臨時国会開催をめぐり、総理の外遊日程などを理由に開会に難色を示す与党と、TPPはじめ国会で審議すべき課題が山積しているとして開会を強く求める野党による「与野党幹事長・書記局長会談」が20日午前、開かれることになった。

 民主、維新、共産、生活、社民、参院無所属クラブの5党1会派の幹事長・書記局長が国会内で会談し、与党に対し臨時国会開会を求めることで一致、与党に申し入れた。これを受けて、与野党幹事長・書記局長会談が開かれることになった。

 民主党の枝野幸男幹事長は「新閣僚が9人新たに登場している」とし「国会を開いて所信を述べ、質疑を行うのが当然」としたほか、安保法制についても「政府自身が『国民の理解はまだ得られていない』『引き続き説明に努力する』旨の発言を繰り返しているのであるから、当然国会を開いて説明いただきたい」。TPPについても「国会決議との関係等について国会で説明しなければならない」など、政府・与党が責任を果たすよう求めた。(編集担当:森高龍二)