ネオマーケティングは、全国の趣味をもっている60歳以上の男女1000を対象に「趣味」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。
定年退職を機に、自由に使うことができる時間が増え、趣味の時間に費やしているというシニアも多いのではないでだろうか。彼らの「1ヶ月に趣味に使う費用」や「趣味の情報をどこから得るか」などは、シニア予備軍にとっても有益な情報かもしれない。
現在の生活について聞いたところ、「やや満足している」と回答した人が半数以上となった。「満足している」を合計すると7割以上が満足していることになった。また、年齢が高くなるにつれ、満足している率が高くなっていることもわかる。
趣味を通じて知り合った友人・知人の人数については、全体で「友人・知人はいない」と回答した人が36.2%で最も多い回答となった。しかし、63.8%は趣味を通じて知り合った友人・知人がいることがわかる。また、趣味を通じて知り合った友人・知人がいる人の中で最も多い回答は「11人以上」となり18.9%が回答している。
また、年齢で比較をすると、60~64歳は「友人・知人はいない」と回答した人が40.6%、65~69歳は37.9%、70歳以上は27.1%と年齢を重ねるごとに少なくなっています。年齢を重ねると趣味を通じて知り合う友人・知人も減るようだ。
どのような趣味をもっているかを尋ねたところ、全体で最も多い回答は「パソコン・インターネット」となり62.4%だった。次いで「旅行(日帰り含む)」で57.4%となっている。性別で比較をすると、「パソコン・インターネット」は男性が65.7%に対し、女性が53.6%と男性が多い結果になった。また、「スポーツ観戦」は男性36.3%に対し、女性は13.0%、「手芸・園芸」は、男性18.6%に対し、女性は47.1%と男女で大きく差のつく項目もあった。
シニア世代の趣味というと、読者や映画・音楽鑑賞など、静的なイメージのものを連想してしまいがちだが、時代はもはやパソコン・インターネットがメインストリームとなっているわけである。(編集担当:久保田雄城)