終戦記念日を前に菅長官が談話 恒久平和へ誓い

2018年08月14日 18:06

 菅義偉官房長官は14日、終戦記念日を15日に控え「明日正午に、国民一人ひとりが、その家庭、職場等、それぞれの場所において、この式典(全国戦没者追悼式)に合わせ、戦没者をしのび、心から黙とうを捧げられるよう切望いたします」との談話を発表した。

 菅官房長官は「15日は戦没者を追悼し平和を祈念する日」とし「政府は日本武道館において、天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、遺族代表及び各界代表の参列の下、先の大戦における3百万余の戦没者のため、全国戦没者追悼式を挙行する」と発表。

 そのうえで「式典を政府が主催する趣旨は、今日の我が国の平和と繁栄の陰に、先の大戦において祖国を思い、家族を案じつつ、戦禍に倒れた戦没者の方々の尊い犠牲があったことに思いを致し、全国民が深く追悼の誠を捧げるとともに、恒久平和の確立への誓いを新たにしようとするもの」と呼びかけた。

 全国戦没者追悼式は15日、都内の日本武道館で行われる。天皇皇后両陛下のほか安倍晋三総理、衆参国会議員、遺族ら約7000人が参列の予定。(編集担当:森高龍二)