欧米での夏休みは概ね2週間から4週間程度のようだ。欧米と言っても様々な国がありそれぞれ休暇に関する制度が異なるため一概には言えないというものの、一般に日本より長いバカンスであると言うことはよく知られている。日本の場合、夏休みは「お盆休み」などと呼ばれるように8月10日頃を中心としたお盆行事と関連して休暇を取得する者が多い。
旅行関連事業のエアトリが20代から70代の男女748名を対象に「夏休みに関する調査」を6月下旬に実施し、1日にその集計結果を公表している。
この中で調査対象者のうち就業中の者に対して「今年のお盆は休暇を取るか」と聞いたところ、「はい」と回答したのは55.8%で過半数を超えている。一方「いいえ」と答えた者の割合は24.9%、「まだ決まっていない」が19.2%であった。「いいえ」と答えた者の多くはサービス業や自営業の者となっている。
同じく就業者に対して「今年は最大何連休か」と聞いた結果では、「9連休」が28.0%で最も多く、次いで「6連休」が13.8%、「5連休」12.9%と続いている。概ね1週間程度が主流で、やはり欧米のように2週間以上とはいかないようだが、「10連休」が9.5%、「11連休以上」も10.8%で合わせて20.3%、比較的長期の休暇を取る者も5人に1人いるようだ。
休みの日程について聞いた結果では、「8月14日(水)」が91.7%と最も多く、次いで「8月13日(火)」の89.2%、「8月15日(木)」88.3%と続く。休暇の取得予定の割合は「8月10日(土)」から72.6%と急増し、お盆後半の「8月16日(金)」で65.8%と急激に減少しており、今年の夏休み(お盆休み)は10日から15日が中心で、ピークは14日のようだ。
「夏休み・お盆の過ごし方」については、「海外旅行」が29.2%で最も多く、次いで「国内旅行」が28.4%、3位は「自宅でゆっくり休む、たくさん寝る」の27.7%だった。お盆といえば帰省のイメージが強いが「帰省・里帰り」と答えた者はわずか17.7%で6番目となっている。
「お盆休みの者」に限ってみると、「自宅でゆっくり休む、たくさん寝る」が33.8%で最も多くなっている。レポートでは「お盆はどこも混雑するため、外出を控えようと思っている人も一定数いることが伺える」としている。(編集担当:久保田雄城)