メルセデス、48V電気システム搭載の最上位SUV「AMG GLE 63 S」シリーズ発売

2020年12月20日 08:56

Archivnummer: SSPIP105811

V型8気筒エンジン、ISGと48V電気システムを組み合わせたメルセデスの最上位SUV「AMG GLE 63 S 4MATIC+」、1958.0万円

 メルセデス・ベンツ日本は、 「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」「メルセデスAMG GLE 63 S クーペ 4MATIC+」および「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+」を全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で発売すると発表した。

 このシリーズの大きな特徴は、V型8気筒ターボエンジンに、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムを組み合わせたことにある。

 また、可変トルク配分を行う、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」や走行安定性を向上させる「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」などの最新AMGテクノロジーを採用して走行性能を追求した。

 機能面でも、MBUX、12.3インチのワイドディスプレイ及びコックピットディスプレイ、マルチビームLEDヘッドライト、温冷機能付カップホルダー、ワイヤレスチャージング、フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)等の新たな機能装備も搭載し、トータルバランスに 優れたモデルです。デザイン面においても、今回新たに採用される縦にルーバーが入ったAMG専用ラジエターグリルのほか、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG スポーツエグゾーストシステム等のAMG 63モデル専用装備を備え、トップパフォーマンスモデルとしての存在感を高めた。

 パワーユニットはメルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力612ps(450kW)、最大トルク850Nmを発揮するAMG製の 4リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。これは軽量かつ高強度なエンジンである。

 燃料を効率的に消費するために、「Comfort」モードで走行中、エンジン 回転数が1000~3250rpmの低負荷時に、4気筒を休止し燃料消費量とCO2排出量を抑える「AMGシリンダーマネジメント」も搭載した。

 ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置した、最高出力21ps(16kW)、 最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねる。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を実施、高い効率性と、力強い加速を実現する。

 また、スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジン始動およびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。

 さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行なう。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現した。

 価格は、「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC+」が1958.0万円、「メルセデスAMG GLE 63 S クーペ 4MATIC+」が1998.0万円、「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+」が2183.0万円となる。(編集担当:吉田恒)