ダイハツのコンセプトモデル「KOPEN future included Rmz」。ほぼこのままの形で、“着せ替え”コンセプトも一緒に2014年6月までに発売される、はずだ。ルーフは初代コペンと同じく電動格納式ハードトップを採用する予定。
第43回東京モーターショーで世界初公開された軽オープンスポーツ新型「コペン」のコンセプトカー「KOPEN future included Rmz(コペン・フューチャーインクルーデッド アール・エムゼット)」と「KOPEN future included Xmz(コペン・フューチャーインクルーデッド クロス・エムゼット)」の2車種。新型コペンは、ほぼこの形で市販される予定で、発売は2014年5月、もしくは6月になりそうだ。
このコペン、前後バンパーやフェンダー、ボンネット、ドアなどのルーフを除くすべてのエクステリアパネルを自由に付け替えられ、デザインの自由度が高い“着せ替え”クルマを提案している。ショー会場ではボディパネルを数分間で交換するというパフォーマンスが披露された。が、これはコンセプトカーだけの特別な仕掛けによるもの。磁石を多用して簡単に脱着できる仕掛けが施されたモデルだった。
市販モデルのパネル交換は、キチンとしたディーラーなどバックヤードで正式な工具を使った作業が必要になる。ただ、ダイハツの考えでは数時間の作業で交換できることを目指しているようだ。
また、技術解説では「コペンの外板のデザインは、無限の可能性を秘めている。今回用意した2種のデザインだけがコペンではない。全国のアフターパーツメーカー、我々の新たな挑戦に共感いただける皆様、このプロジェクトへの参加をお待ちする」として、今後、ボディパーツに関する情報を広く公開する予定だ。つまり、メーカー純正のエクステリア意外に、パーツメーカーなどがデザインしたボディに交換可能で、そのための情報をダイハツが今後、アフターパーツメーカーに公開していくというメッセージが発表されているのだ。
なお、交換できないのはルーフだけと前述したが、その理由は初代コペンと同じく電動格納式ハードトップを採用するからだ。
また2014年、ダイハツでは年末に人気車種、ムーヴのモデルチェンジを行なう予定だ。(編集担当:吉田恒)