「ル・マン24時間2014」を日本で観戦するための方法、日産グローバル本社で夜通し放映予定

2014年06月06日 07:47

NISSAN ZEOD RC

「ル・マン24時間レース」に革新的かつ新技術を紹介する車両の特別エントリー枠「ガレージ56」で参戦する電力駆動レーシングカー「NISSAN ZEOD RC」。そのレースの模様は、日産本社ギャラリー「ル・マン24時間レースパブリックビューイング」で観られる

 ル・マン24時間レースが今週末(6月14日-15日)に決勝戦を迎える。

 日本から参戦するトヨタチームは、その前哨戦で2連勝と王者アウディを下して気を吐き、初優勝の期待が高まる。来年からトヨタ、アウディと同じLMP1(ル・マン・プロトタイプのカテゴリー1)に参戦する日産は、今回電動レースカーを特別枠で使って走らせる。

 しかしながら、この24時間レースの模様をライブで中継する日本の地上波テレビ局も無料のBS/CS局もない。日本国内でこのレースが観られるのは、BSスカパーの「J SPORTS 3」だけだ。

 ライブ中継の予定は6月14日午後9時半から翌15日朝6時までの決勝戦スタートから深夜のレースの模様と、15日午後4時から11時30分までの決勝ゴールの模様である。

 昨年までは、FIA(国際自動車連盟)のWEC(世界耐久選手権)公式サイトで国際映像を流していたが、今年は実施されないので、日本で映像をリアルタイムで視聴できるのは、「J SPORTS 3」だけとなる。

 日産は、今年のル・マン24時間レースに、電力駆動レーシングカー「NISSAN ZEOD RC」で、革新的かつ新技術を紹介する車両の特別エントリー枠、「ガレージ56」から参戦する。また、今回のル・マン24時間レースに参戦する全エントリー車両の約25%が日産製エンジンを搭載、さらにLMP2(ル・マンプロトタイプ・カテゴリー2)クラスに出場する車両全18台のうち14台が、日産製あるいはニスモエンジンを搭載している。

 そこで日産は、モータースポーツファンに粋な計らいを提供する。昨年に続いて、ル・マン24時間レース生中継を日産本社ギャラリーの大画面で観戦できるパブリックビューイングを「J SPORTS」とのコラボレーションにより開催するという。通常のギャラリー開館時間を大幅に延長し、14日(土)午後9時半から翌15日早朝の6時まで、15日(日)は午後4時から23時半まで開催する。

 なお、当日は特別企画として、SUPER GT(GT300クラス)に「NISSAN GT-R」で参戦しているレーシングドライバー星野一樹選手のトークショーや、日産グッズが当たるプレゼント抽選会なども行なう。

 日産本社ギャラリー「ル・マン24時間レースパブリックビューイング」の予定は以下のとおり。
 
 6月14日(土)21:30-6月15日(日)6:00(6:30閉館予定)
 6月15日(日)16:00-23:30(24:00閉館予定)

 (編集担当:吉田恒)