海上連絡メカニズム早期運用へ協議急ぐ 防相

2014年11月12日 09:20

 江渡聡徳防衛大臣は日中首脳会談で両国首脳が日中防衛当局間のホットライン「海上連絡メカニズム」の早期運用開始へ事務レベルでの意思疎通を継続していくことを確認したのを受け、11日、「海上連絡メカニズムの早期運用に繋がる」と歓迎したうえで「今般の成果を踏まえ、中国側と必要な調整を早期に進めていきたい」と語った。

 江渡防衛大臣は「相手側の方に一応ボールは投げております」と語り、すでに中国に申し入れているとした。

 江渡防衛大臣は「特に一番大事なところの年次会合、専門会合、ホットライン、艦艇・航空機間の通信ということをきちんとやっていく。この3点を早期に合意させ、早期運用が図れれば、双方に有意義だ」と語った。

 江渡防衛大臣は「今回の会談が弾みとなり、引き続き両国でそれなりのハイレベル交流というものが進められるようになれば、地域の安定にとり大変有意義」と期待した。(編集担当:森高龍二)