中谷元防衛大臣は14日夕の記者会見で、南スーダンの邦人について「C-130の輸送機をジブチに待機させていたが、外務大臣の依頼を受け、在外邦人等の輸送の実施に関する命令を発出した。本日中に、C-130輸送機1機を南スーダンの首都ジュバに移動させ、邦人数名を乗せて、ジブチに戻る」と発表した。
C-130輸送機でジプチに避難するのは在南スーダン日本大使館員4名で、中谷防衛大臣は他の邦人にも呼びかけているが、確定しているのはこの4人とし、ジプチへの到着時間など詳細については語れないとした。
中谷防衛大臣は「南スーダン現地からの報告では情勢は比較的落ち着いている状況だが、防衛省・自衛隊としては現地の派遣実施の施設隊と南スーダン在留邦人の安全確保の観点から、引き続き、緊張感をもって現地情勢を注視していく」とした。
中谷防衛大臣は「14日中に輸送機1機をジュバに移動させ、退避する南スーダンの邦人数名を乗せてジブチに戻る予定。具体的なスケジュールにつきましては安全運航の観点から差し控える」と重ねて語った。(編集担当:森高龍二)